2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

TOKYO FILMeX

第5回東京フィルメックスの最終日。 ボーディ・ガーボル『ドッグス・ナイト・ソング』。ああこの監督は本当になにを考えてるんだろう? 『ナルシスとプシュケ』ではきわめて真っ当な歴史ロマンをとれる素養があること(実際はそうなってはいないんだが)、そ…

TOKYO FILMeX

マルズィエ・メシュキニ『STRAY DOGS』。いい。子供が出てきて、アフガニスタンが舞台で、そろそろ「またか」といった観がなくもないが、秀作。主役である兄妹のうち、妹の強情な表情が異様に印象に残っている。強い。こんな表情があるかぎり、希望というの…

「珈琲時光」「父、帰る」

吉祥寺バウスシアターにて『珈琲時光』(侯孝賢)。 『往年童時』『恋恋風塵』などの諸作で、小津安二郎と比べられた、台湾の侯孝賢が、小津安二郎生誕100年を記念して、現代の東京を舞台に撮った作品―なのか? 「現代」を舞台にしているというよりも若干…