2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
口が顔からはみ出しているし、火星人たちのセリフはうめき声だし、キャラクターはちっともかわいくないし、結局なにを主張したいのかわからないし、なんとも珍妙なアニメーション。
初めて観た、西部劇以外のセルジオ・レオーネ。おもしろすぎて上映時間が二時間半もあったとは思えない。特にチビッ子役者たちの好演もあいまって少年時代は充実している。不良少年ヌードルスと美少女デボラの距離関係がすばらしい。出所後の青年ヌードルス…
ロストロボーヴィチのことはそれほど詳しくは知っていなかったつもりだが、このドキュメンタリーを見たあとの印象はこれまでとまったく変わっていない。開けっぴろげで誠実でお茶目で、誠に愛すべき人物。妻であるガリーナ・ヴィシネフスカヤのことは逆にほ…
結局ピンポン球にはそれほどファンタジーを広げる要素がなかったということか。歯切れの悪い展開、間延びした会話、ゆったりした流れを意識している節はあるもののそれを実現できていない実力不足。雄大なロケーションや魅惑的な題材も、凡人の手にかかって…
テレビ・ドキュメンタリーに毛の生えた程度の作りではあるけれど、全編に横溢するブラスの心浮き立つ響きとともに、セルビアのロマの日常がていねいにとらえられているので、かなり好感。山がちなセルビアのロマ居住区はまるで日本の田舎町のようなたたずま…
パレスチナの自爆テロリストを題材にした作品だが、食い足りない。主人公たちの閉塞状況、最初の失敗のあとの心境の変化がうまく伝わってこないからだ。失敗後のドタバタした展開も集中力を削ぐ結果となっている。先に帰還したハーレドは必死になってサイー…