2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

黒沢清『ドッペルゲンガー』

しっかりと書かれた脚本で、役者はしっかりと演技して、ドッペルゲンガーという魅力的なモチーフを扱いながら、こんなにつまらないのはなぜなんだろう。いろんな要素を詰めこみすぎて焦点が合っていない。終盤にやや誤解したかも知れない。主人公本人によっ…

アレクサンドル・ソクーロフ『穏やかな生活』(2001)

ソクーロフの作品中でも最も地味な一作かも。奈良県明日香村の、築百三十年の「優しく堅固な」日本家屋に一人住む、旧家の老女を描いたドキュメンタリー、というより映像によるエッセイか。それによって生計を立てているという和裁の作業をするところ、家を…

『ハウルの動く城』(宮崎駿監督/2004/日本)

うーん、なにがいけないのか。声優の出来がひとしなみに良くない。感情がこもってなくて平板。人選ミス? こんなんでいいのか? 火の悪魔カルシファーにしても、案山子にしても、愛されようというキャラクター設定をしすぎて鼻白む。動く城の設定自体はおも…

『ベアーズ・キス』(セルゲイ・ボドロフ監督/2002/カナダ・・・)

見損ねていた映画。事故で亡くなった、監督の息子セルゲイ・ボドロフJrが主演。主人公のローラが自分の所属しているサーカスに終始冷めた視線を送っているのが寂しい。実際、この映画で描かれるサーカスにはさほど魅力は感じられない。斜陽産業と言ってしま…

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(ジョージ・ロメロ/1968/アメリカ)

実は見たことがなかったので見た。なんかへたっぴいだなという印象。いったん死んだ身であるゾンビが火をこわがるだの怪力を発揮するだの人肉を食らうだのありえないし。って言ったら身も蓋もないか。それにしても粗雑だな。

『ナチョ・リブレ』(ジャレッド・ヘス監督/2006/アメリカ)

ルチャ・リブレの世界を描いているということで期待大だったが食い足りない。けれん味がたりない。弱いレスラーということで最後の最後にやっと勝つという設定だが、自覚的にご都合主義を打ち出しているにしてもあまりにも説得力に乏しい。残念。

Perfume

Perfumeが第一特集の「Quick Japan vol.74」を購入。Youtubeとニコニコ動画で動画を何本か見てすっかりファンになった。ファーストアルバムも購入した。●曲がいい→コンピューターシティ、エレクトロ・ワールド、チョコレート・ディスコ、SEVENTH HEAVEN等が…