2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

イオセリアーニ2

渋谷シネ・アミューズ。 11:15〜『月曜日に乾杯!』。イオセリアーニの映画の顕著な特徴が「群集劇」であることにようやく気づいた。よくまとまって、テーマもわかりやすいという意味で、イオセリアーニから一本というときはやはりこれになるか。退屈な日常…

カレル・ゼマン『狂気のクロニクル』

DVDで観る。去年、劇場(シアター・イメージ・フォーラム)で観て大変気に入った作品。 「特撮の時代」の作品群の中でも、『彗星に乗って』『盗まれた飛行船』などと同様、起伏の多いストーリーに従って作られた作品。完成度は低いかも知れない。けれど、好…

安東ウメ子さん、先祖の地へ旅立つ

朝日新聞(というかWeb)では、「アイヌ民族のムックリ奏者、安東ウメ子さんが死去」と記されていた。「安東ウメ子さん(あんどう・うめこ=アイヌ民族のムックリ奏者)は15日、大腸がんで死去、71歳。通夜は16日午後7時、葬儀は17日午前10時から…

花輪和一の新刊!

花輪和一『不成仏霊童女』(ぶんか社) こんな作品があったとは知らなかった。『月刊ホラー』という、かなり読者層の限定された雑誌に不定期連載されていた表題作シリーズに、同誌および増刊に読切で載った短編をまとめたもの。 おぞましくかつ美しく、浅ま…

渋谷で映画

ユーロスペース。12:00〜。チョン・ジョウン『子猫をお願い』。すごくいい。カメラが主役の女性たちに寄り添うように前に後ろにまわるところでは、あたかも彼女たちのなかに混じって、彼女たちの一人であるかのように感じる。五人は均等にシナリオを振り分…

シェイハ・リミッティ来日公演

草月ホール。18時開演、17時半開場のところを、17時20分に会場に着いたら、すでに場内は長蛇の列。こんなに大人気とは思わなかった。チケットぴあはたしかに売切れと言われたが、アリオンでは難なく入手できた。リミッティのCDは1994年に国内盤が出たきりだ…

リミッティ来日公演

「ライの母」シェイハ・リミッティがついに明日、来日ライブ。 無事に来日できるのか? なにせ高齢、80歳だ。 日本で発売された唯一のCD『シディ・マンスール』は1994年、70歳のときだった。 オーヴァーワーク気味のサウンドにまるで負けていない、迫力ある…

あーあEURO2004が終わってしまった

ギリシャは勝負強かったけどあまりおもしろくなかったな。 チェコ対ポルトガルが見たかった。ウイニングイレブン2002でチェコ対ギリシャ、チェコ対ポルトガルをやって、圧勝して溜飲を下げた。「やさしい」レベルでだけれども。

モーニング31号

「サイコドクター楷恭介」。しかしヘタだなあ。人物の表情が仮面のようだ。 「取締役島耕作」。勉強はしてるからためにはなる。 「ブラックジャックによろしく」。精神科編はどう転がるのかいまだわからない状況だ。 「クッキングパパ」。このマンガを参考に…

マフマルバフ姉妹

銀座テアトルシネマ。9:20のモーニングショーで妹ハナ・マフマルバフの『ハナのアフガンノート』、11:15から姉サミラ・マフマルバフの『午後の五時』 ハナ・マフマルバフ『ハナのアフガンノート』。最高におもしろいドキュメンタリー。姉が『午後の五時』…

本ニ冊

伊藤正孝『アフリカ ふたつの革命』(朝日選書 1983年) 「エリトリアはエチオピアのひとつの州ですが、黒人が黒人を支配するという、アフリカでも異例の植民地主義が維持されています。エチオピアとゲリラの戦争は一九六一年に始まり、以後二十四年間つづい…

ユイの新作と林亮君

マレーシア華人歌手の新星である林亮君(リン・リョンクァン)のCDだが、どうやら福建語では歌っていないようだ。往年の中華歌謡を思わせる艶やかな風情。見た目はまだまるっきりの少女だが(1989年生まれ。十五歳だった)、歌は結構大人びている。残念なが…