2006-12-09から1日間の記事一覧

『くるみ割り人形』(中村武雄/1979/日本/94分)

制作費七億、五年の歳月、超豪華メンバーを用いて作られた残念な作品。主人公のクララを始め人形の造形、細やかな動きはすばらしい。間を長くとりすぎる、音楽が大げさすぎる、いろんな音楽に手を出しすぎる、挿入歌が余計、話が複雑、だれが人形でだれが生…

『イワンの仔馬』(イワン・イワノフ=ワノー/1947/ソ連/57分)

すばらしい。天翔る超自然な馬たちのたくましい勇姿、躍動感あふれる動き、つじつまの合わないところが多々あるが、なに、民族の宝、フォークロア、最後はめでたしめでたしで、気分よく終わる。

『ザグレブフィルム レトロスペクティヴB』(クロアティア/76分)

これは楽しい。バラエティに富んでいる。「ベチャーラッツ」の民族的な色彩と踊りは愉快。「ケロケロ」の、主人公とカエルが自由の身になって世界じゅうを駆けめぐり雑誌だ酒だ女性だと楽しみまくるさまは実ににぎやかしくて胸躍る。「サティ・マニア」は、…

『死者の書』(川本喜八郎/2005/日本/70分)

岩波ホールで上映されていたのを見逃していたんで見た。正直言って、こんなものか? という印象。動きがないのはしょうがないにしても、人形で作る意味がわからない。画面が明るすぎて、なにもかもがクリアに見えてしまい、感興を削がれる。

ラピュタのアニメ

「第7回ラピュタ アニメーション フェスティバル 2006」は5回券を買って結局4回見ただけに終わった(1枚は譲った)。聞いたことのないアニメーション作家、どんなアニメが作られているか未知の国のアニメーション、名の見知っていてこれまで見たことのなか…