デビルマン

有楽町国際フォーラム。那須博之監督「デビルマン」。試写会の招待券が当たったからとデビルマン好きの友人から誘われたので行ってみた。
ひどい。ひどすぎる映画。これほどの駄作は予想だにしていなかった。テレビの戦隊ものレベル。子供だましですらない。ナニだましなのか? 冒頭のシーン、主人公二人の子供時代のショットを一目見ただけで、「ダメだこりゃ」とわかった。わかりすぎるほどわかってしまった。
莫大な金を費やして、これだけの人材を使って、これだけの技術を駆使して、この程度のものしかひねり出せないとは。もう、ほとんど犯罪だこれは。まるで人間の営為の空しさを映画の内容以上に映画それ自体で表現してしまったような。