アクレサンドル・ソクーロフ『モスクワ・エレジー』(1986・1987年/ソビエト)atユーロスペース

タルコフスキーについてのドキュメンタリー。こっくりこっくりしながら見たので、内容はよく覚えていない。タルコフスキーが生涯の各場面で実際に住んでいた家を訪問したところを除いてはほとんど既存のフィルムを使っているので、映像的なおもしろさはない。既存のフィルムもそのまま使っているのではなく、わざと古めかしく見えるような処理を施しているのでは? 若きタルコフスキーが生意気な青年を演じた場面を見れたのは得した気分。とは言え、このドキュメンタリーを見て、タルコフスキーに興味を持つことはないんじゃなかろうか。