2006-01-01から1年間の記事一覧

映画4本

名画座二軒ハシゴして4本。

「影が行く」と映画

ジョン・W・キャンベル・ジュニアのホラーSFの古典的名作「影が行く」をやっと読んだ。だれが怪物でだれが人間かわからないで疑心暗鬼にさいなまれる様子はもうちょっと徹底すればディックだな。それを原作にした映画「遊星よりの物体X」は、よくできたこわ…

オシムジャパンは走るジャパンになるんだろうか

わーるどかっぷ日本代表戦3戦を観て、中田が嘆いているように、走らないことにはサッカーにならないのだなあ、と思ったので、オシムが代表監督になって走るジャパンになるのは大変楽しみだ。しかしこんな面倒なことをオシムは引き受けるんだろうか? ジェフ…

プージェーが死んだ

ということを、上映前の関野吉晴氏のあいさつによって初めて知った。なんてことだ。世界一かっこいいモンゴル少女プージェーが。六歳の女の子にとっては巨大にすぎる馬を駆り、700頭の羊と山羊、7頭の牛、20頭の馬を追う。ゲルにいるのは、年老いた祖母と寝…

「アレクセイと泉」「ナージャの村」

遠い世界の話と感じさせないのは、景色にむしろ懐かしさを覚えるからだ。極端に多くはない積雪量、葉の落ちた木々、家屋の年経た木の色に。ブジシチェ村の泉に立つ手作りの十字架には、布が飾りつけられ、雪を防ぐための屋根があるが、それも着付けをされた…